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お客様の心に響く商品を
 —社長就任から3年。国内宝飾品市場の現況はどうですか。
 1991年のピーク時は3兆円を超えましたが、バブル経済崩壊後は1兆円規模に縮小。昨年から原油価格下落などで地金相場の変動が激しく、在庫リスクも高まっています。しかし、カンダグループ全体の売上高は年間70億円前後で推移し、決して悲観しておりません。時代やライフスタイルの変化で宝飾品への価値観が多様化する中、美しさや価格といった「見える価値」よりも、専門店としてお客様の心に響く商品を提供していきます。
 —そういう意味では、2010年から販売する自社ブランドのネックレス「白百合真珠」が好評です。
 長崎県・壱岐の養殖場と提携し厚巻きの無調色真珠を厳選。20万円前後の価格帯を中心に就職、結婚など門出の贈り物にも重宝されています。海外進出は目標の一つですが、国内産業とタッグを組み共に成長できれば。数種類ある自社ブランドの売上比率を今後5年間で3割まで伸ばしたいですね。
 —グループは郊外型の大型ショッピングセンターへの出店で成長してきました。消費税再増税を見据え戦略は。
 現在、直営56店を含む計103店を関東以西に展開しています。08年に横浜市の呉服販売会社、13年には大阪市の同業者の事業を承継するなど、M&A(合併・買収)で市場規模の大きなエリアの店舗を取得し業容拡大を図ってきました。少子高齢化や都心回帰の傾向が進む中、優良店舗への集中投資、不採算店の撤退など地域の実情に敏感に対応してまいります。
 —人材育成も欠かせませんね。
 社員には単に「モノ」でなく「コト」を売るよう伝えています。体験型の旅行が好調なように、お客様の思いや、家族、大切な人との絆という「コト」を商品にメッセージ化するなど試行錯誤しています。商品知識の押し付けでなく、会話を通じ隠れたニーズ、魅力を引き出す接客を心掛けています。
 —ご自身は今年1月、津山青年会議所の理事長に就任されました。
 観光・経済面で県北エリアの広域連携を呼び掛け、生まれ育った津山のまちづくりに一役買いたいですね。地域貢献でいえば、当社としても郷土画家の作品を集めた「カンダミュージアム」の運営、サッカー女子・岡山湯郷ベルの支援に力を入れます。「夢なき者に成功なし」—。幕末の偉人・吉田松陰の言葉を胸に全力を尽くします。



企画・制作/山陽新聞社広告本部
※2016年4月1日付 山陽新聞朝刊に掲載したものです。
※役職名や内容は取材時のものです。

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