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2024トップインタビュー




お菓子づくりは、夢づくり
 —新商品を発売されましたね。
 新商品開発は常に行っていて、特にカフェメニューの開発は頻度が高いです。敷島堂直営店でも看板商品の「夢どら」など毎日早朝より製造した商品を店頭で販売していますが、シキシマドウノカフェでは「直営店のお菓子より、もっと出来立て」がテーマですので、より鮮度あるおいしさ、そしてワクワクをお客さまへ提供できることを意識して開発しています。本格ナポリピッツァもその一つです。400度以上の高温で約90秒、一気に焼き上げるピッツァは、具材の水分が失われにくくみずみずしいおいしさが特徴です。和菓子屋がピッツァ?と思われるかもしれませんが、自慢の餡(あん)を使った「あんこのピッツァ」などスイーツ系を中心に販売しています。餡とチーズとお餅、最後に焦がしバターソースをかけて仕上げますが、お菓子好きにはたまらないおいしさです。直営店では、毎月1日限定で販売する、「一餅(うったてもち)」を発売しました。岡山の方言で書道の起筆のことであり、最初の取りかかりなどの意味から名前をとり、敷島堂の自慢の餡とやわらかなお餅を1カ月の始まりとして召し上がっていただきたいとの思いでおつくりしています。
 —新たな取り組みは。
 先代からの夢である地域の皆さまや働く仲間たちが「憧れるような本店をつくる」という、「ドリームプラン」の第一期工事として、本社の横の土地を取得し新工場の建設を進めています。生産能力もこれまでの倍以上になる予定です。味の善し悪しに影響のない作業の機械化を進め、生産性向上と働き方改革を目指します。削減できた時間で、お客さまが食べたいと思う商品の開発や新たな知識や技術を身に付ける人財育成などの未来創造にあてて、自身の成長や、やりがいを感じられる職場づくりを進めてまいります。お菓子は、心の豊かさを生んでくれる必需品であり、お菓子の可能性はどこまでも無限大で、夢はどこまでも広がり、人の心をつなぎ、人を癒やし、人が誰かを大切に思う気持ちがある限りお菓子は人を笑顔にする役割があると改めてコロナ禍にお客さまから教えていただきました。今後も、お菓子づくりを通して笑顔や驚き、そして感動をお届けできるよう「お菓子づくりは夢づくり、お菓子づくりは人づくり、お菓子づくりは幸せづくり」の経営理念のもと、夢を描き、その夢の実現に向かって仲間と共に一歩一歩進んでまいります。




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企画・制作/山陽新聞社広告本部
※2024年4月1日付 山陽新聞朝刊別刷り特集に原則掲載したものです。
※役職名や内容は原則取材時のものです。

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