プレミアム倶楽部

2024トップインタビュー




心身両面の健康づくり推進
 —新役員体制になってもうすぐ1年になろうとしています。
 昨年6月末に役員体制を一新し、2人の代表理事を立てました。基本的に前理事長が築かれた理念のもと、それぞれの代表理事が自分の役割を受け持ち、合議によって決定されるため、広範でありながら細部まで行き届く視点を持てるようになったと感じています。私の領域は主に対外的案件や財団全体のビジョン実現を担っています。特に重視しているのは職員活性化の取り組みで、職員とのタウンミーティングを実施し、現場課題の共有と意見のフィードバックを試みています。労働人口減少が加速する昨今、職員の高いワークエンゲージメント(働きがい)があってこそ持続可能なサービス提供につながると捉えています。
 —科学的根拠に基づいた、多角的な取り組みが話題です。
 4年目を迎えた「健康経営支援アクションプラン(KKAP)」は8年連続「ホワイト500」取得の実績をもとに、そのノウハウを惜しみなく提供し、企業課題解決と地域活性化を目指しているプロジェクトであり、長年の研究と事例を基にしたさまざまな取り組みが好評です。さらに昨年当会を含む県内企業5社が発起人となりスタートした「岡山健康経営を考える会」は、現在56社の参加を数えるまでになりました。地域全体に健康経営を意識していただく足がかりになればと、より一層注力してまいります。
 また「ポジティブメンタルヘルス」の推進に向けた取り組みを強化しています。企業におけるメンタルケアは年々重要度を増していると考えています。しかし、従来のメンタル不調のケアだけは不十分であり、現状からさらにプラスの状態にすることが企業活動において重要であるとされています。ストレスチェック80や研修のご提案など、従業員の幸福を主眼としたいわゆるウェルビーイング経営を実現させるべく、既存のやり方に縛られない独自のアプローチを進めています。
 全ての取り組みで遵守すべきは「科学的根拠に基づいている」ということ。既に世にあるエビデンスだけでなく、当会の歩みの中で蓄積した知見を盛り込み、さらにブラッシュアップを繰り返し成果につなげます。「Beside You」の行動指針のもと、地域の皆さまの健康づくりと健康維持がわれわれの使命。今後も改善を進め、地域発展に向けまい進する所存です。




クリックで企業、教育機関のウェブサイトを開きます
企画・制作/山陽新聞社広告本部
※2024年4月1日付 山陽新聞朝刊別刷り特集に原則掲載したものです。
※役職名や内容は原則取材時のものです。

>>山陽新聞プレミアム倶楽部トップへ