プレミアム倶楽部

2024トップインタビュー




考動力で人びとを笑顔に
 —鉄鋼業界の動向について。
 JFEスチールでは「量」から「質」への転換が順調に進んでいます。昨秋に京浜地区の高炉が休止となり、2027年には倉敷地区に高効率の大型電炉が導入されます。二酸化炭素排出量削減へ超革新的技術であるカーボンリサイクル高炉、水素還元製鉄の開発も進む中、カーボンニュートラル実現には鉄スクラップの有効活用も課題であり、循環経済の推進が重要です。
 —製鉄設備の保全事業を手がけられている貴社の強みは。
 コークス炉などの保全管理をマンパワーだけでなく、長年培ってきたノウハウやデータを活用しシステム化できることが強みです。JFEスチールの協力企業の中でも早くからIT強化に取り組んでおり、IT事業へのニーズの高まりから、海外にIT部門の拠点を整備しました。製鉄所内でもAI(人工知能)やIoT(モノのインターネット)などのデジタル技術の導入が増え、当社としてもIT、海外人材を活用して生産性の高い効率的な職場環境や付加価値のある業務遂行が可能となりました。
 —グループにおいてパーパス(存在意義)と2030年に向けたビジョンを新たに策定されたそうですね。
 モノづくりの会社としてグループ全体で未来における価値創造への準備を進める上で一昨年にプロジェクトを立ち上げ、起点となるパーパスを「考動力で人びとを笑顔に」、このブランディングを具現化するためのビジョンを「持続可能な社会や産業への変革を技術と技能で支えるパートナー」と明文化しました。各社が保持する人やノウハウ、ITスキルなどをグループで蓄積かつ継承し、社員やお客さま、地域など全てのステークホルダー(利害関係者)に不可欠な存在を目指します。
 —創業60年に向けた抱負について。
 パーパスとビジョンに加え、社章に込めた「4つのS」もシンニチロ・スピリット、スペシャリスト、サポート、シンフォニーと再定義しました。これからの方向性を全員で共有し、価値創造と技術革新に常に挑戦する意欲を持ち続けるシンニチロイズムを浸透させたい。ぶれのない次世代幹部の育成、若手や外国人社員が自己肯定感を高められる教育カリキュラムなど「人」を育てる体制の土台をしっかりと整えていきたいです。それが他社との差別化につながると思います。夢が持てる強固な組織をつくっていきます。




クリックで企業、教育機関のウェブサイトを開きます
企画・制作/山陽新聞社広告本部
※2024年4月1日付 山陽新聞朝刊別刷り特集に原則掲載したものです。
※役職名や内容は原則取材時のものです。

>>山陽新聞プレミアム倶楽部トップへ