
2023トップインタビュー



地域と人のために尽力
—地域貢献活動にまい進された1年でした。ライオンズクラブ(LC)のことはご存じでしょうか。世界中に支部を持ち、経営者や組織リーダーを中心に約140万人の会員で構成され、地域貢献・奉仕を中心に活動しています。長年、LCにはお世話になり、さまざまな学びと経験を重ねてまいりましたが、昨年岡山・鳥取地区の第2副地区ガバナー(統括責任者)に選任されました。身に余る大役ではありますが1年間の任期でお受けしています。クラブの持つ歴史の重みと価値、さらには地域に対する熱い思いを具現化するアクティビティに加えて、コロナ禍によって引き起こされたこれまでとはまったく異なる通念の改革に挑戦しています。誰もが安心で快適に暮らすことができ、喜んでいただける地域づくりを今後も進めたいと考えています。
—社業では人材育成が順調です。
人材不足が声高に叫ばれている土木建設業界にあって、着々と次代を担う若手が育ってきています。取引先企業や協力会社の皆さまはもとより、あらゆるステークホルダーの方たちのご尽力のたまものと感謝しています。当社は若手からベテランまで、各世代がバランス良く在籍し、なおかつそれぞれの世代がお互いを尊重し合う企業風土が醸成されています。時代が変化する中で革新や挑戦は欠かせないものですが、昔ながらの伝統や慣習も忘れるべきではないと思っています。私もまだしばらくは現役として挑戦を続けていきたいと考えていますので、心身ともに健康に精進してまいります。
—技術革新による業務の効率化が進んでいます。
2024年の働き方改革関連法施行を目前に控え、組織改革と、ドローンなどのICT(情報通信技術)を駆使したDX(デジタルトランスフォーメーション)化を進め、生産性向上に取り組んでいます。通信塔の設営管理は現場が山中と離れていることから時間との戦いになることはしばしばですが、一丸となって技術習得だけでなく創意工夫も重ねます。また、業界そのもののイメージアップにも取り組み、特に市街地での作業マナーの順守を徹底しています。西日本豪雨災害以来、防災工事などインフラ整備への責任感が生まれ、仕事に誇りを持って従事する意識が社員の中に広がっています。「街を守る」責任を忘れず、今後も地域のために力を尽くし続ける所存です。