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2024トップインタビュー




創立50年の節目に社長交代
 —本年度は会社創立50周年ですね。
 当社は1974年に設立し、家電製品の配送・設置工事で成長してきました。創業以来心がけてきたのは、お客さまのニーズを先回りして把握し、積極的に提案すること。振り返ると幾度かピンチはありましたが、関係者の理解と従業員の頑張りによって乗り切ることができたと考えています。昨年10月には「感謝の集い」を開催。大型量販店などの取引先や協力会社、社員の結束がさらに固まりました。
 —節目の年を迎え、事業承継の一環として社長を交代されました。
 昨年11月に永妻勝宏副社長が社長に昇格し、私は会長に就任。代表取締役を2人にして業務を分担することで、社外との折衝や危機管理の面で態勢が強化されました。私自身、少し引いた立場で業務を客観的に見ることができ、新鮮な気持ちです。今後はホールディングスを含めた組織改革に着手し、グループの将来を担う若い人材を積極的に登用していきます。
 —各事業の現況はいかがでしょう。
 配送・設置工事事業ではクレーン付きトラックを導入し、関東、関西地方で階上への重量物運搬サービスを開始。外部業者に委託していた冷蔵庫を2階のキッチンに運ぶような作業が自前でできるようになりました。各種資格の取得を目指すオンライン勉強会など社員のスキルアップにも力を入れています。インセンティブの導入により接客力アップの効果があり、業務品質の向上につながっています。イーコム事業部の太陽光発電システムは電気代の高騰もあり、家庭用、産業用案件の引き合いも増加しています。イーコムホームは資材高騰の影響がありますが、デザイン住宅が好評です。イーコムリフォームは新たな営業体制で中古物件を確保し、リノベーションにより快適な住まいを提供しています。
 —今後の展望をお聞かせください。
 インターネット販売サイトでの家電販売に対応するため、全国を網羅する配送ネットワークの構築に力を入れるほか、半世紀にわたる家電配送のノウハウを生かし、ネットで家電を注文したお客さまに電話確認するコールセンター業務の受注を拡大します。企業ボランティア「ソーデン社機動部隊(SKB)」の活動も続け、能登半島地震の被災地へは現地の受け入れ態勢が整い次第社員を派遣予定。経営理念の「人をつくり、人につくす」をこれからも実行していきます。




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企画・制作/山陽新聞社広告本部
※2024年4月1日付 山陽新聞朝刊別刷り特集に原則掲載したものです。
※役職名や内容は原則取材時のものです。

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