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2024トップインタビュー




ITの力で安心安全な社会を
 —ビジネスや生活においてDX(デジタルトランスフォーメーション)を身近に感じる機会が増えてきました。
 企業によってやり方はさまざまですが、DX実現に欠かせないクラウドを導入する動きが広がっており、政府も2025年度末までに国と地方自治体が共同利用できる情報システム基盤「ガバメントクラウド」の整備を進めています。少子高齢化や人口減で、人材不足の解消や業務の効率化をICT(情報通信技術)で支えることが今後さらに必然的になってきます。ただ、どんなにAI(人工知能)やIoT(モノのインターネット)が普及しても、そのシステムを作るのは人です。収集・分析したデータを生かすには人の発想力や創造力が最も重要です。
 —次世代人材の発掘・育成は。
 当社は将来に向けて社員を増やし若返りを図っているところで、ミャンマー人材の正社員も75人に増えました。システム開発は理系分野と思われがちですが、物事を多角的にとらえられる文系の知恵がなければ新たなシステムは生まれません。職種別採用ではなく個人の能力や適性に応じて配属先を決めており、部署ごとの計画的研修でスキルや専門性を磨いています。
 —社員の健康保持・増進へ健康経営を進め、子育て支援にも積極的です。
 社員が健康的かつ働きやすい職場であってこそ良いシステムが開発できると考えます。推進委員会を中心に生活習慣病やメンタルヘルス、禁煙対策などに努め、男性社員の育休や2時間単位の有給制度など、働き方改革や育児・介護との両立も支援。厚生労働省から20年に女性活躍推進に力を入れる企業「えるぼし」、22年に子育てサポート企業「くるみん」、昨年は経済産業省から「健康経営優良法人2023」に認定され、これまでの取り組みが結果として表れたことが誇らしく、今後も人に優しい企業であり続けます。
 —25年に創業50周年を迎えます。今後の方向性をお聞かせください。
 中期ビジョンとして「IT技術力で安心安全な社会・産業を実現する」を掲げ、事業領域の拡大を図ります。営業力強化へシステムの販売促進に重点を置き、昨年販促部を発足。システム開発で蓄えた豊富な技術や知見をどう生かし、お客さまに還元していくか。目に見える商品とは異なり非常に複雑で説明にも困難を伴いますが、特色を出して発展させ、より一層社会に貢献していきたいと思います。




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企画・制作/山陽新聞社広告本部
※2024年4月1日付 山陽新聞朝刊別刷り特集に原則掲載したものです。
※役職名や内容は原則取材時のものです。

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