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2024トップインタビュー




森の芸術祭 通じ地域活性化に貢献
 —貴社の現況をお聞かせください。
 新型コロナウイルスの5類移行以降、観光を中心にビジネスも含めご利用は回復傾向ですが、以前の水準に戻っていません。年末年始は新幹線「のぞみ」を全席指定にし、ピーク時の混雑は緩和。3月のダイヤ改正では新幹線と在来線の接続をスムーズにし、新型車両「Urara」の運行も順次拡大しています。今秋に岡山県北部で開かれる「森の芸術祭 晴れの国・岡山」では、観光と文化の振興を柱に交流人口を増やし、県全体の活性化に貢献します。津山駅も城下町を象徴した「城・モダン」をコンセプトに改装します。エリアの魅力を発信する当社の「ふるさとおこしプロジェクト」では昨年、「未来へつなぐ人」をテーマに5件を「あっ晴れ!大賞」、6件を「あっ晴れ」に認定いたしました。地域のポテンシャルを引き出すお手伝いをしていきたいです。
 —山陽と山陰を結ぶ特急「やくも」の新型車両が4月6日に登場します。
 沿線の風景をイメージしたブロンズ色の車体が特徴で、揺れを軽減し乗り心地も向上。座席間隔は従来より広くなり、シートをフルフラットにできるグループ向けの座席もあります。車内チャイムには、山陰ゆかりの人気バンドの楽曲を使用しています。
 —JR西日本グループ共通ポイントサービス「WESTER(ウエスター)ポイント」開始から1年余りです。
 交通系ICカード「ICOCA(イコカ)」をはじめ昨年スタートしたモバイルICOCAやApple PayのICOCA、J—WESTカード、グループのショッピングセンターで使えるアプリ「WESPO(ウエスポ)」のポイントサービスを統合。さまざまなシーンでポイントをためたり利用したり、移動生活ナビアプリ「WESTER」内でできるようになり、会員数は増えています。
 —芸備線で利用が低迷している新見市—庄原市間の存廃を議論する全国初の再構築協議会が設置されました。
 以前より、地域の実情に合った交通体系の在り方を議論したいと申し上げてきました。設置に向けご尽力いただいた皆さまに感謝申し上げます。今後の議論では、将来見込まれる人口減少などの環境変化を踏まえ、移動ニーズや地域の皆さまとともに取り組んできた利用促進の結果を元に、まちづくりに合わせた今よりも便利で持続可能性の高い交通体系の実現に向け最適な結論にたどり着ければと思っています。




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企画・制作/山陽新聞社広告本部
※2024年4月1日付 山陽新聞朝刊別刷り特集に原則掲載したものです。
※役職名や内容は原則取材時のものです。

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