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2024トップインタビュー




「ひとりひとりが主役」
 —服部パーキング(岡山市北区錦町)をリニューアルされました。
 オープンから34年。経年劣化が目立ってきたので、4カ月間休業してリニューアルしました。工事を任せたのは土木資材部の社員。当初は専門外ということで消極的でしたが、次第に主体的になり、見事工事を取り仕切ってくれました。彼の姿から、自ら興味を持ったら、誰もが新しいことに積極的に取り組めるという気づきを得られたことが、何よりうれしかったですね。
 —岡山マラソンに参加されました。
 私を含め4人が完走したほか、岡山木材市場を公式ボランティアの駐車場兼休憩所として開放しました。今回、公式ボランティアの手伝いをした岡木の従業員十数名が、自分たちで105本のコールドスプレーを用意し、多くのランナーに喜ばれたことを知りました。岡木だけでなく、全従業員が一丸となって岡山を代表するイベントを盛り上げるために関わってほしいと思っていますし、それが社内のチーム力強化につながると考えています。
 —山林業の現状は。
 真庭市落合町に自社林があるのですが、外材に押されて長く植林を見合わせていました。しかし、木材は日本国内の数少ない資源の一つ。SDGsの視点からも50年後を見越して山林を育てなければと、33年ぶりに1170本のヒノキを植えました。
 —女性社員が活躍しています。
 当社の自己成長やスキルアップ支援を利用して3DCAD(三次元コンピューター利用設計システム)を学んだり、上司との同行営業を機に、社外のネットワークをつくって直接注文を受けるようになったり、学生時代に学んだデザインを生かしてホームページやSNS(交流サイト)を運営したりと、事務や後方支援の女性社員が躍動しています。人は企業にとって大切な財産だと、改めて実感しているところです。
 —男性社員4人が育児休暇を取得したそうですね。
 これまで短期の育休を取る男性社員はいたのですが、社内の理解が進んだことも影響してか、昨年は4人が4週間の育休を取得しました。それを機に、仕事をシェアし、お互いにカバーし合える協力体制が整ってきたことも大きな収穫ですね。今年1月には、従業員の仕事と家庭の両立支援に特に積極的な企業として、岡山県の「アドバンス企業」に認定されました。




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企画・制作/山陽新聞社広告本部
※2024年4月1日付 山陽新聞朝刊別刷り特集に原則掲載したものです。
※役職名や内容は原則取材時のものです。

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