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2024トップインタビュー




「インフラ企業」を目指す
 —「お客さま第一主義」を掲げ、「インフラ企業」を目指しています。
 世の中になくてはならないものを「インフラ」と定義し、鉄道や新聞のように、皆さまの生活や人生をよりよくする「世の中になくてはならない企業」を目指しています。例えばジーンズやボタンダウンシャツのように歴史を超えて長く愛される商品を世に送り出すことを前提に、世の中に貢献できる商品の開発に力を注ぎます。
 —ESG(環境・社会・企業統治)活動に積極的です。
 持続可能な社会づくりに貢献すべく、ESGを重視しています。海洋プラスチックごみ問題対策で、再生プラスチックやバイオマスポリエチレンの素材を洋服や付属品に取り入れるなど、再利用可能な原材料を積極的に使用しています。水を大量に使わない素材の開発、生産・物流の見直しによる過剰在庫の削減にも継続して取り組みます。廃棄された繊維を化学的に再生した「RENU®」素材の商品を購入いただいたり、サステナブルな衣類を着ていただいたりすることで、お客さまにも環境への関心を高めてもらえるよう働きかけたいと考えています。
 —大ヒット商品「アイシャツ」を追う新商品については。
 「完全ノーアイロン」の「アイシャツ」は、累計約900万枚を売り上げる人気で、来期は1千万枚を目指しています。新ブランドでは3月に、長年、サステナブルな社会の実現を目指してきた英国ブランド「キャサリン・ハムネット」が再展開したブランド「キャサリン・イー・ハムネット」の独占販売を開始いたしました。サステナブルな素材を使用した環境に配慮した商品ラインアップです。また、働く女性に向けたリアルクローズブランド「インディヴィ」の取り扱いも開始しました。
 —「健康宣言」から約10年。今後の展望は。
 「健康と服」をテーマに大学や他企業と研究を重ね、商品化に取り組んできました。昨年開設したフィットネスジム「HALストレッチ」はさらに店舗展開を検討しています。また、高齢者や介護が必要な方のためのウエアを投入予定です。健康以外では高品質商品に力を入れます。2018年に買収した縫製工場で作るハイクオリティーなスーツは国内外で好評を得ており、今後はオーダースーツを含めた高品質路線の拡充も検討していきます。




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企画・制作/山陽新聞社広告本部
※2024年4月1日付 山陽新聞朝刊別刷り特集に原則掲載したものです。
※役職名や内容は原則取材時のものです。

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