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2024トップインタビュー




多様性認め「五方よし」実現
 —「エンジニアリング商社」として新たな経営方針を推進しています。
 一昨年の創業70周年を機に新たにミッション、ビジョン、バリューを定めて会社の方向性を明確にしました。特に社員の「働きがい」を生み出すことに重点を置いて経営を進めています。これが奏功してよい人材に恵まれ、業績は右肩上がりで推移しています。前期は工事の長期化により売り上げが立たない状況もありましたが、現在着工中の工事の見通しは順調。今期は過去最高の売り上げ、利益を見込んでいます。昨年4月に開設した九州営業所では、一部上場企業の関連会社と新たに特約店契約を締結。九州営業所を拠点に西日本エリアの営業にも注力します。
 —多様性をテーマに、福利厚生制度や社風づくりに取り組んでいます。
 多様性を互いに認め合い、「働きがい」を感じられてこそ生産性にも反映すると考えています。社長の押し付けではなく、社員みんなが考えて納得できるような人事考課制度や福利厚生制度が「備商イズム」として定着するよう整備しています。昨年7月から施行している「短時間正社員制度」に加え、4月から副業制度も導入しました。育児や介護をはじめ社員の多様性に配慮する社内風土を作っていきます。
 —「ユースエール」や「くるみん」に認定されました。
 まずは社員の健康を守るため喫煙ルームを廃止。健康経営優良法人2023「ブライト500」に認定されました。昨年5月には若者の採用・育成に積極的な中小企業として厚生労働省の「ユースエール」の認定を受け、今年2月には女性の仕事と育児の両立をサポートする企業として同省の「くるみん」に認定されました。これにより社員の一層の意識向上を期待しています。会社公認の同好会活動や、スポンサードするファジアーノ岡山などスポーツチームの応援も活発です。社員同士のつながりも強まっていると感じます。
 —5年、10年先を見据えた展望を。
 さまざまな人の個性が新たな価値を生み出すと考え、「多様性」を認め合える企業づくりに継続して取り組みます。社員一人一人が能力を発揮できる「いい会社」を、社員と一緒に力を合わせて築くことが目標です。当社にお関わりくださる全ての方に満足いただける「買い手よし・売り手よし・世間よし・心よし・未来よし」の「五方よし」を実現できるよう、企業としての自分磨きを続けていきます。




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企画・制作/山陽新聞社広告本部
※2024年4月1日付 山陽新聞朝刊別刷り特集に原則掲載したものです。
※役職名や内容は原則取材時のものです。

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