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2024トップインタビュー




新社屋でイノベーション創出
 —昨年、新本社が完成しました。
 昨年12月に竣工(しゅんこう)式を行い、今年1月から業務を始めています。こだわったのは、社員が一堂に会する場の整備。2階の多目的スペース「みらいエールスクエア」がそれで、仕事始めや経営方針説明会など、社内の大切なイベントで利用しています。普段はランチスペースとして社員が使っており、研究開発、営業など部門間のコミュニケーションも取りやすくなりました。1階は研究開発・品質管理を行うイノベーションセンターで、開発実験室や試作用クリーンルームなどを新設。既存の設備も更新し、食品機能解析など新しい研究にすでに取り組み始めています。
 —ニンニクに含まれる成分「SAC(サック)」の研究・普及に注力されています。
 疲れを軽減する効果があるとされており、大学や企業研究者とSAC研究会を設立して普及を進めています。脳科学者の茂木健一郎さんと当社研究者の対談動画を作成し、疲れに強い脳のつくり方について情報発信。3月9日を「SACの日」と制定して日本記念日協会の認定を受けたほか、岡山県内のラーメン店とコラボレーションして特別メニューを作りました。今後はサプリメントだけでなく調味料などの一般食品にも用途を広げ、主力商品に成長させたいです。
 —営業活動での取り組みは。
 顧客の指示を待つのではなく、当社から積極的に提案を行ってシナジーを生み出す「共創型営業」を実践しています。原料から最終製品までを一貫して手がける当社の強みを生かすことができる手法です。営業、研究、製造の社員が顧客を交え、研究室で錠剤の製造方法を議論する姿が見られます。若手社員も成果を出しており、年始には試行錯誤の過程を発表してくれました。また海外営業にも力を入れる方針。昨年は3カ国の展示会に出展し引き合いがあるなど手応えを感じています。
 —人材育成にも熱心です。
 月に1回程度「イブニングスクール」と銘打った社員同士の勉強会を開催。順番で講師を務め、互いの業務内容や業界動向、機器の使い方などについて理解を深めています。また社員のエンゲージメントを高めるため人事制度を改めています。当社のミッション「独創的な技術で新たな価値を創造し、人々の健康を支える」を実現するには人材のレベルアップと設備投資が不可欠。世の中にないものをイノベーションで創出し、皆さまの健康に寄り添います。




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企画・制作/山陽新聞社広告本部
※2024年4月1日付 山陽新聞朝刊別刷り特集に原則掲載したものです。
※役職名や内容は原則取材時のものです。

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