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2024トップインタビュー




「自立型経営」で企業価値向上を
 —2023年度は「おかやまIT経営力大賞」の特別賞を受賞しました。
 製造部門に工作機械の作業をシミュレーションし工程や稼働率を最適化するCAD・CAM(コンピューター利用設計・製造システム)、非製造部門に生産管理システム、さらに社内コミュニケーションツールとしてグループワークを導入したことによる生産性向上、拠点間の情報共有や作業の見える化が高く評価されました。システマチックに行える業務のスリム化でミスが減り、情報伝達も製造までのスピードも格段にアップ。一度製作した製品のデータはコンピューターに記憶しているのでリピート時の加工時間が短縮できるなど大きな業務軽減につながり、製品の利益率が上がるとともに付加価値を生み出せたと実感しています。
 —お客さま満足度も高そうですね。
 当社は現在、製鉄所の設備部品や産業機械部品などを手がけています。23年度はJFEスチール西日本製鉄所から品質部門で優良企業表彰を頂きました。業界が脱炭素化を進める中、積極的にお手伝いできればと思っています。ものづくりは従業員一人一人の取り組みとご協力業者の支えがあって初めて成り立ちます。「合わせた力が、未来を創る」をスローガンに今後もお客さまのニーズに応えてまいります。
 —働き方改革推進へ福利厚生の見直しや新制度導入に注力しています。
 デジタル化推進と無人運転による機械稼働率向上で残業時間が短縮し、休日も増加。1月からは完全週休2日制で年間休日を128日にしました。今年中に男性育休や介護支援、人事評価制度も順次導入します。会社として期待する成果や行動を整理することで管理職と従業員の評価のずれや不満を解消し、働きやすくモチベーションを維持できる職場環境をつくり上げます。
 —今後の展望をお聞かせください。
 日頃から取り組んでいる生産性向上を追求すると同時に即戦力になる従業員の増強にも一層力を入れたいです。思いやりのある発想力や行動力、技術力を磨き、高い目標を設定して実行し達成できる、そして仕事に喜びや楽しさ、やりがいを感じられる会社を目指します。特に「自立型経営」がこれからの働き方や企業価値向上の在り方だと考えます。スキルアップした個々の力が合わさり組織力を上げるという共通認識のもと売上高8億円を目標に、4年後の創業100年に向けて新たなチャレンジもしたいと思っています。




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企画・制作/山陽新聞社広告本部
※2024年4月1日付 山陽新聞朝刊別刷り特集に原則掲載したものです。
※役職名や内容は原則取材時のものです。

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