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2024トップインタビュー




地域と連携し訪日誘客を促進
 —現況をお聞かせください。
 宿泊は売り上げベースでコロナ禍前の水準に戻りました。インバウンド(訪日客)は、岡山桃太郎空港の直行便が再開した台湾からの宿泊客は大幅に増加。一方、中国人の動きは限定的で、今後の上海線の増便に期待したいところです。フランス、イタリアなど欧州からの観光客は堅調。インバウンドは部屋単価が高くなることから、今後も営業に力を入れていきます。宴会では当ホテルへの信頼から婚礼関連の食事会でのニーズが高いです。
 —地域との連携に積極的です。
 岡山の観光におけるプラットフォームの役割を果たすべく、昨年4月に企画部内に地域創生課という新部署を創設。地場企業や自治体、観光地と連携して観光客の受け入れ態勢を強化し、岡山の魅力を発信する取り組みを進めています。ホテルのロビーでもさまざまな催しを開いており、昨年9月のBMXとブレイキンのイベントでは、2階の吹き抜けに自転車が舞いました。食事では千屋牛やなぎビーフ、県産の野菜やフルーツを積極的に使用。今後も文化・食品両面で地産地消を進め、地域の魅力を発信していきます。
 —「グランヴィアブランド」により特別な空間を提供されています。
 昨年5月より17、18階を「グランヴィアフロア」とし、ワンランク上のおもてなしを提供。好評なことから今後さらにサービスをつくり込みます。また、旅のコンシェルジュ機能を強化しており、ホテルの予約段階からいくつかの観光ルートを提案することで、旅の“予感”に胸を膨らませ、この予感を観光地で“体感”に変え、さらに余韻を“実感”してもらうことで、リピーターが増えると考えています。
 —来年は大阪・関西万博が開かれ、貴社も開業30周年の節目です。
 万博はビジネスチャンスと捉えており、海外の旅行エージェントとの商談会に積極的に参加。既に欧州から観光関連団体の視察を受け入れています。また県内医療機関で健診などを行うメディカルツーリズムなどでの長期滞在のお客さまにより充実したご滞在を提供するために、キッチン付きのレジデンススタイルなど多様な客室を整備する考えです。エグゼクティブ(企業の上級管理職)の宿泊客をサポートするため各種サービスやアクティビティーの充実も計画。30周年に向け、全てのお客さまに寄り添い、皆さまの楽しみにつながる価値を創造していきます。




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企画・制作/山陽新聞社広告本部
※2024年4月1日付 山陽新聞朝刊別刷り特集に原則掲載したものです。
※役職名や内容は原則取材時のものです。

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