プレミアム倶楽部

2024トップインタビュー




地域の女性しっかりサポート
 —少子高齢化が進む一方です。近況はいかがでしょうか。
 昨年の国内の出生数は推計で約75万人と、減少のスピードはますます加速しています。また若年層の都会への流出が進んでいることも課題です。高齢者の増加と若年世代の減少は、1人が負担する社会保障費の増大にもつながります。社会の不透明感から結婚して子どもを持つ人生を選ばない方が増えていることも地域にとって大きな課題です。三宅医院グループでは、安心して出産、育児をしていただくとともに、生活習慣病や女性特有の疾患の予防、早期発見、治療まで一貫して行うことで、安心して暮らせる地域づくりの一翼を担えればと考えています。
 —地域の女性のサポートが柱です。
 出産、育児支援に加え、乳がん、婦人科がんの検診、治療などを行っています。また、外出や旅行を楽しむ活動的なシニアが増えていることから、尿漏れや骨盤臓器などの悩みも多く聞かれるようになりました。そこで昨年7月、「三宅おおふくクリニック」に女性泌尿器科外来を開設しました。婦人科との連携により、地域の女性がさらにアクティブに過ごせるようサポートしてまいります。
 —健康寿命についての考えをお聞かせください。
 日本人の寿命は延びていますが自立して元気に暮らせる「健康寿命」を延ばすことが大切で、そのためには日頃から自身の健康に気を配ることが重要です。当院では健康診断や人間ドックによる生活習慣病の予防・疾病の早期発見・早期治療に取り組んでいます。昨春から内科で睡眠時無呼吸症候群の検査・治療を始めました。昼間に眠気を催して交通事故を起こしてしまったり、仕事の効率が上がらなかったりするケースや、睡眠不足が続くことで生活習慣病を引き起こすという報告もあります。こうした取り組みにより健康寿命の延伸につながればと考えています。
 —今後の取り組みについてはどうお考えですか。
 アフターコロナの時代に入り、医師、スタッフともに研修や勉強の機会を増やし、医療やサービスの質を向上させるつもりです。一般向けの講演会やセミナーも今まで以上にブラッシュアップし、地域の方々の交流の機会をさらに増やしていきたいと考えています。安心して妊娠・出産・育児ができる環境を提供し、引き続き地域に寄り添った医療に尽くしてまいります。




クリックで企業、教育機関のウェブサイトを開きます
企画・制作/山陽新聞社広告本部
※2024年4月1日付 山陽新聞朝刊別刷り特集に原則掲載したものです。
※役職名や内容は原則取材時のものです。

>>山陽新聞プレミアム倶楽部トップへ