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2024トップインタビュー




人間性強みに企業価値高める
 —昨年初めて岡山県内の工業高校でエレベーターや自動ドアの仕組みを伝える出張授業を実施されました。
 当社は2021年の創立60周年記念事業の一環で岡山、倉敷市内の県立工業高校に教材機器を順次寄贈しています。さらなる教育支援として昨年は岡山工業高校と倉敷工業高校でエレベーターのミニチュアや自動ドアの模擬実機を使った出張授業を実施。エレベーターの組み立て、自動ドアの据え付け体験は生徒にとても好評で、技術に興味を持ってもらうことができ、社員も教えることを通じ自分たちの仕事に自信が持てたようです。今後も毎年続け、地域に根差した事業で社会に貢献していきたいです。当社の知名度を上げる機会にもなればと期待しています。
 —社員に寄り添った職場環境づくりに積極的に取り組んでおられます。
 会社をつくっているのは社員です。だからこそ社員を『人財』と考え、明るく楽しく元気よく、そして長く勤められる環境を重視しています。昨年から社員の持ち家促進策や、期限内に消化できなかった有給休暇を病気や療養、子育て支援、介護支援などに持ち越して利用できるヘルスサポート休暇を新たに導入しました。当社は「心」を中心とした三信条(心条)を掲げていますが、その一つ「心を集めて」を実現するためには社員の不満や働きにくさを少しでも取り除くことが不可欠。10年ほど前から継続的な賃上げに取り組んできましたが、それに加え、社員の声に耳を傾けながら魅力的な職場環境づくりに一層注力していきたいです。
 —今後の展望をお聞かせください。
 新たなことに挑戦できる社内教育や社員が負担している奨学金返還の一部を補助することなども検討したいです。また、そのように働きやすい環境を整え、女性技術者の採用も増やしたいと思います。当社は岡山県内の官公庁や病院など幅広くサービスを提供していますが、自動ドアの台数も多く、お客さまに点検をお待ちいただくことが課題。その解決につながるとともに、これまでと違った視点でお客さまの悩みや困りごとを拾い上げられるようになれば会社の将来も変わってくると考えます。IT化で効率化が進んでも人と人との出会い、時には人ならではの難しさを活動に反映していくことが大切です。どんな時もコーポレートメッセージ「With Our Town」を胸に気遣いや思いやり、優しさ、人間性を強みに企業価値を高めてまいります。




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企画・制作/山陽新聞社広告本部
※2024年4月1日付 山陽新聞朝刊別刷り特集に原則掲載したものです。
※役職名や内容は原則取材時のものです。

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