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2024トップインタビュー




解体から廃棄物処理まで一括
 —1949年1月に創業され75周年を迎えられました。
 弊社の事業は祖業の金属リサイクル業に加え、各種建物の解体と、解体に伴って発生する廃材をはじめとする産業廃棄物の収集運搬・処理が柱です。「解体は新しいものをつくり出す『最初のステップ』」と考え、お客さまが安心して新たな土地利用を始められるよう工事から廃棄物のリサイクル・適正処分まで、ワンストップで提供できるよう取り組んでいます。
 —解体業では、岡山県内有数の規模です。
 県内外のゼネコンさま、一般企業さま、個人さまなど多くのお客さまのご愛顧をいただき、徐々に事業規模を拡大させていただいております。重機は大小合わせて約140台、トラックは約55台を保有しています。県内での工事が大半ですが、東は福島、西は山口までの実績があります。「一般住宅からビル・プラントまで」をキャッチフレーズに、建物の規模にかかわらず解体致しますので気軽にご相談ください。
 —業務のDX(デジタルトランスフォーメーション)化を進めておられます。
 解体作業を円滑に進められるよう、現場の測量データを立体的に表示する「3Dスキャナー」を導入しました。1人で測量作業が行え、現場状況をPC上で確認したり、どの重機、車両でどうやって解体作業を進めていくべきかなど最適な解体手順を検討したりする取り組みをしています。従業員も徐々に増えていますが、将来の人手不足に備え、業務の効率化・省力化といった取り組みも進めなければなりません。リモコン操作の小型電動重機を購入し、従来とは違った解体工事の進め方ができないかの検討も進めています。
 —路線バスへのラッピング広告掲出などPRにも力を入れておられます。
 解体現場を紹介するテレビ番組の反響で多くの子どもたちが当社現場を立ち止まって見学しています。そうした中、もっと多くの皆さまに建設業に興味を持ってもらおうと広告を出しました。バスの乗り口と重機の写真のキャビンの位置を合わせたデザインにしており、重機に乗り込む気分で気持ちを上げてお出かけ、出勤していただきたいと思います。解体や廃棄物処理は形こそ残りませんが、その後の街づくりに欠かせない仕事です。迅速・確実・安全な作業を通じ、皆さまからのご期待に応えられるよう励んでまいります。




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企画・制作/山陽新聞社広告本部
※2024年4月1日付 山陽新聞朝刊別刷り特集に原則掲載したものです。
※役職名や内容は原則取材時のものです。

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