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2024トップインタビュー




全社で社会課題解決に挑戦
 —社会課題の解決に向け、多角的な事業を展開されています。
 当社は建築系廃棄物のリサイクル事業を行うインテックスを中核企業として、不用品回収、空き家解体、不動産売買やリフォーム、農業事業などグループ7社で構成されています。いずれの事業も何らかの社会課題の解決のために行っており、各社が連携しワンストップサービスができるのが特長です。たとえば空き家は解体だけでなく不用品の回収まで丸ごと請け負えるほか、リフォームして賃貸物件にするなど常にお客さまに最適な提案ができます。今年は新たに建設系の2社が加わる予定で、ますますグループのシナジー(相乗効果)を発揮していきます。
 —人材育成にも熱心です。
 「社会課題の解決に挑戦」という使命を社員一人一人に浸透させるため、人材育成には特に注力しています。毎日、全社員の日報に手書きで返事を書いてコミュニケーションをとったり、本を読んでリポートを書いてもらったり、さまざまな取り組みを実施。仕事は生活費を稼ぐためだけでなく、社会課題解決の一助になっているという実感、仲間と目標を達成する喜び、自分自身の成長といったやりがいが大切で、仕事を通して人生を豊かにしてもらいたいと思っています。そのためにも会社は常に挑戦を続け、社員が活躍できるフィールドを用意していきます。
 —カフェやグランピング施設のある「牛窓TARI」が話題です。
 この世に捨てる物はないという「ゼロエミッションの実現」を掲げて瀬戸内市牛窓町で進めている「エコビレッジ」プロジェクトの一つです。廃木材をチップにして燃焼させた熱でバナナやコーヒーを温室栽培する農園があり、できた農産物は、敷地内のカフェや建築の余剰材などで作ったグランピング施設のバーベキューで楽しめます。昨年はさらにボイラーの廃熱で加温した水による淡水エビの養殖も始めて釣り堀を設けました。釣ったエビはせんべいなどにして提供しています。
 —「エコビレッジ」の構想、また今後の展望をお聞かせください。
 ゆくゆくは敷地内に発電プラントを設け、生産した再生エネルギーを自社工場や農場で利用する循環型の一つの村にする夢を描いています。この構想によって資源の有効活用をはじめ、高齢者の雇用創出、耕作放棄地活用、過疎化対策といったさまざまな社会課題の解決に挑戦していきたいです。




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企画・制作/山陽新聞社広告本部
※2024年4月1日付 山陽新聞朝刊別刷り特集に原則掲載したものです。
※役職名や内容は原則取材時のものです。

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