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2024トップインタビュー




多様な働き方で顧客に恩恵を
 —オフィスが新しくなりましたね。
 入居するビルの3、4、9階に分散していたフロアを2、9階に集約。社員の席を固定しないフリーアドレスで、異なる部署間の交流もしやすくなりました。執務エリアにはソファやカウンターチェアなどさまざまな座席を用意。その日の業務や気分に応じて自由に座ることができます。パソコンやサーバーなど、お客さまの機器をセットアップできる作業スペースも設けています。さらに天満屋ストアなどのグループ企業と連携し、飲料や弁当、食品を販売する無人店舗を設置。多くの従業員が利用しており、事業化も視野に入れています。
 —働き方改革も進んでいます。
 3月より土曜、日曜を休みにする完全週休2日制を導入。小売業のグループ企業ということもあり、繁閑に応じて労働時間を変える1年単位の変形労働時間を採用していましたが、社員や今後入社する人材が安心して働くことができる仕組みに変えました。社員一人一人の長所や特性を伸ばすことで力を発揮できる組織になると考えており、在宅勤務も含めて働き方にダイバーシティー(多様性)を持たせ、個々が働きやすい環境をつくっていきます。
 —M&A(合併・買収)の状況は。
 福山市にある産業用機械・IT機器商社「双葉工機」を100%子会社化。当社と同じNECの特約店ということでつながった縁です。岡山、鳥取両県で繰り広げている地域密着型のソリューションビジネスを新たに備後エリアでも展開。共同で取り組む案件も出ており、今後もシナジー(相乗効果)をますます発揮していきます。
 —55周年を迎える今年のスローガンは「未来を創る」。この言葉に込めた思いをお聞かせください。
 節目を迎えることができたのは支えてくださったお客さまのおかげです。業績は順調ですが、新しい事業を立ち上げたり、M&Aを含めて大きく事業領域を広げたりしないといずれ成長は止まります。もう一度原点に立ち返って会社の未来を考え、変えるべきは変えていこう—。そのような思いをスローガンに込めました。DX(デジタルトランスフォーメーション)には、今までできなかったことを実現するイノベーション型と、現行の業務を効率化するオペレーション型の2種類あります。この二つのDXでお客さまをサポートし、メリットとベネフィット(恩恵)を出していきたいです。




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企画・制作/山陽新聞社広告本部
※2024年4月1日付 山陽新聞朝刊別刷り特集に原則掲載したものです。
※役職名や内容は原則取材時のものです。

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