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2024トップインタビュー




「夢の伝承」自社開発製品への挑戦
 —期待の無線操縦式ハイブリット草刈り機「AIRAVO(アイラボ)」がデビューします。
 今春、第1弾を発売開始します。第2弾では障害物を検知し緊急停止するAI(人工知能)搭載機を、さらに第3弾では設定した範囲を自律走行するGPS搭載機をリリースする予定です。この草刈り機は、軽トラに積める手頃なサイズと、30度の傾斜面でも楽に作業できることが特徴です。岡山県内の大学やベンチャー企業にご協力いただき、開発することができました。
 —将来的に売り上げに対する自社開発製品の比率30%を目標に掲げていらっしゃいますね。描く将来像は。
 OEM(相手先ブランドによる生産)を基盤に、オンリーワンの製品を積み上げていく。これが私のイメージする将来像です。当社は、大手メーカー各社さまよりOEMのお仕事をいただけたことで、事業範囲が拡大し、技術力も向上しました。さらにワンステップ上を目指し、自社開発製品を手がけ、ブランド力を持つことが、モノづくり企業としてのあるべき姿と考えました。全国、全世界を舞台に、ユーザーに根付く製品、そしてより良いものをより低価格で提供してまいります。
 —2026年9月に向け、本社工場の再編整備が始まります。
 敷地を広げ、新工場、新社屋、開発拠点、倉庫を増設します。当社の「第2次産業革命」と位置付け、DX(デジタルトランスフォーメーション)も盛り込んでいます。将来的にはロボット化、構内搬送の無人化も構想中です。新社屋1階にはショールームとスタジオを併設します。ショールームで自社開発製品を体験いただき、スタジオは動画投稿サイトや社内サイネージへの情報発信基地として活用予定です。また、自社製品の開発拠点として設計開発棟を新設しますが、製品開発のスピードアップを図るためには人材開発も急務です。そのためのM&A(企業の合併・買収)も選択肢の一つと考えています。
 —社員には「夢ある挑戦」を呼びかけていらっしゃいますね。
 私は社長就任当時、「夢」という言葉を使いませんでしたが、社長業を経験させていただいているうちに、「夢」がなければ将来構想は描けないことに行き着き、創立70周年のスローガンを「夢ある挑戦」としました。次世代、次々世代を担う社員の皆さんは、失敗を恐れず、「夢」に向かって果敢に「挑戦」していただきたいです。




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企画・制作/山陽新聞社広告本部
※2024年4月1日付 山陽新聞朝刊別刷り特集に原則掲載したものです。
※役職名や内容は原則取材時のものです。

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