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2024トップインタビュー




安全で快適な暮らしの創造
 —ライフライン事業者として私たちの暮らしを支えておられます。
 安心・安全と安定供給の確保は、都市ガス事業者として最も重要な責務です。日々安全機能の進化を続けるガス機器、異常を感知しガスを遮断するマイコンメーターやガス漏れ等を知らせる都市ガス警報器などの普及に努めるとともに、当社社員が24時間365日、安全を監視し、緊急保安出動に対応できる体制をとっています。こうした平常時の取り組みはもちろん、災害時の早期復旧を見据えた設備投資にも重点を置いています。耐久性・耐震性の高い導管への取り替えや異常時に遠隔から素早く安全にガスを停止する遠隔遮断装置の設置を計画的に行っています。
 —DX(デジタルトランスフォーメーション)を推進されておられます。
 当社の企業理念はお客さまの安全で快適な暮らしの創造に貢献することです。そのためDXを推進し、既存業務の効率化を進め、お客さまへの貢献のために社員が力を発揮できる環境整備を進めております。2022年7月にDX推進室を立ち上げ、デジタル技術の導入やプロセスの改善を通じ、業務の効率化や生産性の向上を図っております。本年1月より、NTTコミュニケーションズ株式会社が提供する「モビスキャ®」と「AI道路工事検知ソリューション」の利用を始め、より効率的な現場管理を行っております。今後も目覚ましく進歩を遂げているIT技術などを活用し企業理念の実現に向けて取り組みをより一層加速してまいります。
 —脱炭素社会実現への取り組みは。
 私たち都市ガス業界では、50年脱炭素化へ向け、30年までの徹底した低炭素化を推進しております。当社としましても、新たな事業やサービスの創出に注力し、地域の脱炭素化に寄与する活動を展開しております。具体的には、石油や石炭に比べてCO2排出量が少ない天然ガスの普及に、より一層尽力するとともに、コージェネレーションシステムや燃料電池など高効率な機器の普及に努め、低炭素化を推進しております。新たな事業としては本年1月に小売電気事業者の登録が完了し、総合エネルギー企業としてガスだけでなく電気も取り扱える体制の整備を進めております。そして既に開始している、太陽光PPA事業、EV導入ワンストップサービス、ZEBコンサルティング、省エネ診断などの脱炭素支援事業に積極的に取り組み、地域の脱炭素化に向けて着実に歩を進めてまいります。




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企画・制作/山陽新聞社広告本部
※2024年4月1日付 山陽新聞朝刊別刷り特集に原則掲載したものです。
※役職名や内容は原則取材時のものです。

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