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2024トップインタビュー




変革を恐れず突き進む
 —完成年次を迎えて初の獣医師国家試験に臨んだ岡山理科大学獣医学部についてお聞かせください。
 77人が合格を果たしました。学生たちだけでなく、教員の皆さんもよく頑張ってくれたと感謝しています。理大出身の獣医師1期生が誕生したことで、西日本における獣医師養成拠点として広く認知されるものと期待しています。
 —来年4月からは新学科がスタート予定です。
 「生命科学部・医療技術学科(仮称)」「生物地球学部・恐竜学科(仮称)」、「通信教育部情報理工学部・情報理工学科(仮称)」を計画しています。医療技術学科では医療技術者のエキスパートを養成します。恐竜学科は生物地球学科の恐竜・古生物学コースを学科として独立させました。通信教育部は、全科目オンラインのメディア授業で通学不要です。「情報システム」「AI技術」「デジタルゲーム・メディア」「ビジネスデータサイエンス」という情報系の四つの専門分野を選択でき、生徒は国内外から募集する予定です。
 —倉敷芸術科学大学はどうですか。
 今年4月から、芸術学部のデザイン芸術学科とメディア映像学科を改組し、芸術学部に芸術学科を設置し、アート、メディアデザイン、先端メディアの3コースを設けました。さまざまなメディアを縦横無尽に網羅できる表現力豊かなクリエイターを目指すことができます。芸術的思考と科学的思考を融合させた「A&S(Art&Science)教育プログラム」も本格的にスタートします。学生の力を引き出し、さらに個性豊かな人材が育成できると期待しています。
 —岡山理科大学専門学校、玉野総合医療専門学校なども話題が豊富です。
 理大専門は愛玩動物看護師の国家資格化もあって順調に学生たちが集まっています。玉専では今春、理学療法学科からスポーツトレーナーの資格の一つ「NSCA—CPT」が18人、作業療法学科から保育士4人のいずれも1期生が誕生しました。理大付属高校のアーバンスポーツパークでは昨年12月、第1回全国高校BMXフリースタイル選手権大会が開催されました。各設置校がその個性を光り輝かせることが、少子化の時代を生き抜く唯一の策だと考えています。そのためには時代を見通す先見性は欠かせません。辰(たつ)年らしく、昇り竜の勢いで、変革を恐れず突き進んでいくつもりです。




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企画・制作/山陽新聞社広告本部
※2024年4月1日付 山陽新聞朝刊別刷り特集に原則掲載したものです。
※役職名や内容は原則取材時のものです。

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